直接税ってなに?
「消費税」が増税され、ちょっとこの金額も気になるようになりましたが、他の「たばこ税」「ガソリン税」などはっきりといくら支払っているかよく分からない場面の場合、あまり税金のことは気になりません。
しかし、個人が自分で納める場合の「税金」はとても気になりますよね。
「消費税」や「たばこ税」「ガソリン税」などは、「間接税」と呼ばれ、自分で納める税金、という感覚のものが実は「直接税」の類です。
ここでは個人にかかわりのある「直接税」についてまとめてみました。
「直接税」とは…「納税義務者」=「税金を負担する者」
ざっくりと分かりやすく言うなら、自分の名前宛に納付書が送付される「税金」といえば分かりやすいのではないでしょうか。
「直接税」には以下のようなものがあります。
- 所得税
- 住民税(市県民税)
- 固定資産税
- 自動車税
- 軽自動車税
- 事業税
- 法人税
- 相続税
- 贈与税
- 特別土地保有税
- 鉱区税
支払いの方法は「口座引き落とし」のほかに銀行に出向いて納付書で納付したり、最近では「コンビニ収納」できるものも増えています。
「直接税」のよいポイントと悪いポイント
●よいポイント
持分、収入に応じて適切なかたちで課税
「直接税」の場合、収入によって負担の割合が変化したり、固定資産税や自動車税など所有しているものに応じて設定されていることから、「持っているものに対して公平なかたちで課税されている」という風に考えることができます。
例えば収入の低い人の場合は「所得税」の負担金額も少なくなりますよね。
●悪いポイント
意欲を損なってしまう可能性も
逆に所得の種類などによって課税されている割合が異なったり、たくさん稼ぐほど税率が高くなっていることから、「頑張ってたくさん稼ごう!」といった意欲をそいでしまいかねない側面もあるようですね。
「直接税」ってお金持ちには厳しいの?
先に挙げた直接税のラインナップを見てみると、たくさん財産を持っているだとか、たくさん収入があるといった人が「寄り多く納付する必要がある」といった傾向になっています。
逆にあまり稼いでいない、財産がない、といった場合には、税金はとても少なかったり、持っているものがなければ「かからない」ようになっているんですね。
そういった意味では「直接税」はお金持ちに厳しいもの、といえるかもしれません。