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自分で会計・確定申告するには?

小額の副収入がある、不動産収入と給与があるなどといった場合には、「確定申告」を行う必要があります。
「確定申告」というものは、そもそもその人が年間でこれだけの収入があった、ということを確定するためのものですので、基本的には小額の収入も合算して申告する、と考えるのが正しいのでしょう。
ではそういった小額の場合など、自分で「確定申告」を行うにはどうしたらいいのでしょうか?

簿記の知識があれば帳簿を作って申告する。

簿記の知識があれば、「青色申告」の10万円控除の場合はなんとか自力で「確定申告」することは可能です。
このほど「白色申告」の場合でも「単式簿記」の記帳と保存が必要、ということになりましたので、基本的にはまず「開業届け」を出したときにすぐ「青色申告」の書類も提出しておきます。
これによって「単式簿記」でも10万円の控除のほか青色ならではメリットを受けることができるようになります。

●表計算ソフトを利用

一般的名パソコンに入っているような「表計算ソフト」を使って、経費を管理するなど普段から行っておくと、年始になって慌てることも少なくなります。
やはり基本的には、出納をその都度きちんとつけておくことが一番重要で、これさえ毎日行うようにしておけば、「確定申告」の際にさほど時間を取られることはありません。

●パソコンが使えないなら…

ネットサーフィンするくらいならパソコンは使えるけど、表計算ソフトも苦手!という場合は、家計簿をつける感覚ででも、ノートなどに出納の状態が分かるものを作成するようにしましょう。
その際必ず「領収書」「請求書」などの書類は必ず保存し、発生した順に貼り付けるなどしておくといいですね。
按分して算入するものについては、都度按分した金額に直しておき、計上するほうが後々楽です。

●医療費の領収書も必ず保存しましょう

「確定申告」の場合、医療費控除の記載欄もありますので、どのくらいの金額になるかわからなくても、とりあえず医療費の領収書も保存するようにします。
合計金額が10万円を超える場合、還付が発生するため、医療費については「領収書」と「医療機関に行くためにかかった交通費とその日付」「風邪薬など薬品を購入した場合の領収書」も保存します。
この場合の交通費と医薬品購入代金も「医療費」になるのです。