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税金とは

毎日生活するなかで支払う「消費税」や、仕事をしていて給与に応じて納める「所得税」など、身の回りで知っている税金だけでもいくつもありますよね。
ちょっと知っているだけのものを挙げてみても、「住民税」だとか「固定資産税」なんていうものもあり、一体日本の国の税金って何種類あるの?って疑問に思うかもしれません。
それだけたくさんある税金は、納めたあとどのような役割を果たしてくれるのでしょうか。

税金のおもな役割とは?

「税金」を分かりやすく考えるなら、マンションに住んでいる場合を想像してみてください。
マンションに住んでいると、そのマンションはひとつの「自治会」を運営しているものですが、その「自治会費」というものを毎年いくらか支払っていると思います。
「自治会」は会長や会計、役員の方が運営してくださいますが、それらにはどうしても諸経費がかかります。
そういった「運営費用」を住民ひとりひとりが納めることで、成り立つということ。
ちょうど「税金」が国を動かしていくのに必要な「運営会費」ということになるんですね。

税金のその他の役割

●富を分配するという考え方

基本的に「所得税」というものは、たくさん稼いだ人ほど納める「割合」が高くなっています。
税金をたくさん負担できる力のある人にはたくさん払ってもらい、格差を是正したり、社会をできるだけ公平にして安定させようという考え方があります。

●国内の産業を保護する役割

外国から何かを輸入したときには「関税」というものがかかりますが、これらをかけることによって、国内の産業が安定して育つようにサポートしている、という考え方があります。
逆に海外に輸出するときに減税したりするなど、税によって産業を保護することもあるのです。

●景気を安定させる役割も

不景気なときに「減税措置」を行うことで景気を回復に導いたり、景気が良くなったら税を増やしていく、などと言った調整の側面も税金にはあります。
消費を促したり設備投資の促進を図る対策にも税金で「調整」することもあるのです。

このように社会の整備やその他のところでさまざまな役割を担っているのが「税金」です。
こういったことが理解できると、自分たちが納めている「税金」が正しく活用されているのだということが、お分かりいただけるのではないでしょうか。