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どうして税金を納めるの?

「税金」のしくみがよく理解できていないと、「どうして税金なんて納めないといけないの?」と思ってしまうかもしれません。
しかし「税金」を納めるのは「国民の義務」となっていて、どの人も必ず決められた税金を納めるようになっています。
もちろん所得などに応じておのおの納める額に差はあるものの、必ず「納めるべきもの」なのです。
では突き詰めて「税金を納める理由」を考えるなら、どういうことが挙げられるでしょうか。

国民の三大義務のひとつが「納税」

小学校で社会の授業を受けたときに、勉強したことをうっすらと覚えている方もいらっしゃると思いますが、日本で暮らす国民には「三大義務」というものがありますよね。
この3つの義務とは、「勤労」「教育」「納税」。
こうやって並べてみると、働くことも義務ですし、教育を受けることも義務なのですね…昨今働いていない若者がいるといわれていますが、そういった状態は「三大義務を怠っていることになる」ということでしょうか。

「社会を運営するために」必要不可欠な「税金」

身の回りのことを少し考えてみましょう。
もし近くで火事が発生したら、消防車が消しに来ますし、けが人がいたら、救急車が急行してくれます。
もちろん状況を確認するために警察官も来て実況見分などを行いますよね。
朝起きたときに「ごみの日」だったらごみステーションにごみを置くと、これをいつもどおり回収して処理してくれることで、町は汚れずに済みます。
信号が赤になったり青になったりすることで、交通もスムーズで事故が起こらないようになります。
子供たちが安心して学校で学ぶことができているのは「義務教育」が確立されているからですね。
軽く考えてみただけの、この日常生活におけるすべてのことに「税金」が関わっています。
もし「税金」が納められなくなったら、これらの社会生活のサービスは寸断され、さまざまな問題が起こるであろうことは目に見えてお分かりでしょう。
日常関わっているこれらのことだけを考えても、「税金」がきちんと充てられていることで何事もなく進んでいるということが理解できます。
こういったことを改めて理解し、それを踏まえた上で「税金を納める」とまた感覚が変わってくるかもしれませんね。
国民の義務であり、社会に必要不可欠な「国の運営費用」である「税金」を納める理由、ご理解いただけだでしょうか。